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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2009年06月11日

いっそフル規格新幹線を要望するのはどうだろうか

「それで事業が進むのか!」リニア1県1駅構想で長野県知事(6/10MSN産経ニュース)
 長野県の村井仁知事は10日の記者会見で、リニア中央新幹線の駅を1県に1駅ずつ設置するとの松本正之JR東海社長の発言について「中間地点の駅は経営的に大してプラスにならないとみているのは理解できるが、それで事業が進むのだろうか」と疑問を呈した。

 長野県の立場としては、リニアモーターカーが直進ルートを取れば、
長野県を通るのは南信地方をかすめるだけとなり、
県内の駅もおそらく飯田辺りにできるだけになると思われます。
長野県の主張する諏訪迂回ルートならば、諏訪地方にも駅が設置され、
諏訪や伊那谷から東京や名古屋・大阪へはかなり速くなることでしょう。

しかし、リニア中央新幹線の主眼は、あくまでも東京と名古屋・大阪を超高速で結ぶことです。
地質の関係などで、よほど諏訪方面へ迂回しないと建設できないことにならない限り、
直通の速達列車の所要時間が、たとえ数分であっても、
延びてしまう迂回ルートは取れないでしょう。

この意見の歩みよりは相当困難なことになると思われます。

いっそ長野県にとってより実用的なプロジェクトとして、
現行のJR中央本線に沿って、フル規格新幹線の建設を、
JR東日本に要請すると言うのはどうでしょうか。
中央線の現況は、長野県内の区間はともかく、
東京都内の区間の輸送が逼迫していることは、誰の目にも明らかです。
特に三鷹以西は複線しかなく、各駅停車から長距離の特急までが同じ線路を走り、
ダイヤの乱れも頻発しています。
中央線に別線の新幹線を増設すれば、大幅に輸送力が増強され、スピードアップされます。
沿線各県にも複数の駅を設けることができます。
(神奈川県にはできない可能性が高いですが。)
東京から諏訪に到達した後は、塩尻・松本まで建設すれば、
特急〔あずさ〕〔かいじ〕は新幹線電車になり、大幅スピードアップとなります。
東京近郊でも、走る旅客列車の大半は近郊電車と通勤電車のみになり、
車種が統一できれば、中央線の各駅に人身事故を防ぐためのホームドアも設置できます。
駅を多めに設置して、新幹線の線路に〔中央ライナー〕や東日本版〔セントラルライナー〕に相当する電車を走らせるのもよいでしょう。
松本から先は、長野まで建設すれば、長野県内の南北の移動が大幅にスピードアップされます。
北陸新幹線の長野以南の迂回ルートとしても使えます。
松本から大糸線に直通するのもよいでしょう。

JR東日本にとって東北新幹線が新青森まで開業した後の、
超高速鉄道のプロジェクトになるのではないかとも考えられますが、
果たしでどうでしょうか。  


Posted by 50番バス at 23:21Comments(2)交通関連ニュース