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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2010年01月23日

さよなら 西日本車体工業

西日本車体 8月解散へ バス製造 大口受注打ち切り響く(1/22西日本新聞)
 西日本鉄道(福岡市)子会社のバス車体メーカー、西日本車体工業(北九州市)は21日、8月31日付で会社を解散すると発表した。生産の大部分を占める日産ディーゼル工業(埼玉県上尾市)からの発注が8月で打ち切られるため、事業継続は困難と判断した。

 西日本車体工業の車体を架装したバスは、主に京都より西側の西日本で多くみられました。
筆者も西鉄バスや京阪神のバスでよく乗りました。
日産ディーゼルがバスの車体の架装を西工に集約することになってからは、
日産ディーゼル車を導入しているバス会社で広く見られるようになりました。
西工の生産の大部分を日産ディーゼル車向けが占めることになりましたが、
逆に他のシャーシーメーカーのバスにはほとんど使われなくなってしまいました。

しかし、日産ディーゼルと三菱ふそうとが事業の統合を目指すことになり、
車体は富山にある三菱ふそうの子会社で製造することになる模様で、
発注が大幅に減少する西工としては、事業の継続は非常に困難と判断したのでしょう。

西工はメーカー系列ではなく、ユーザー(バス会社)系列の企業であったことから、
業界の統廃合と不況による需要減の波をもろに受けてしまったと言えましょう。
あと十数年も経てば、西工が製造したバスはほとんど見られなくなってしまいます。
会社は消えても、バスの歴史はつながっていてほしいものです。



  


Posted by 50番バス at 09:44Comments(1)